代表銘柄「駒泉(こまいずみ)」を醸す、株式会社 盛田庄兵衛(もりたしょうべえ)は、青森県上北郡に蔵を構える蔵元です。
このページでは、盛田庄兵衛の歴史やおすすめ銘柄などを紹介します。
盛田庄兵衛の歴史や特徴・こだわり
株式会社 盛田庄兵衛は、城跡や神社などに室町時代の面影が残る青森県上北郡七戸町にある会社です。蔵の銘柄には、代表銘柄「駒泉」をはじめ、「朔田(さくた)」「作田(さくた)」「七力(しちりき)」など。社長・杜氏は盛田平治兵衛氏が務めています。
ここでは、株式会社 盛田庄兵衛の歴史や特徴、こだわりなどを紹介します。
参考
盛田庄兵衛公式HP
酒造プレス
青森県酒造組合
まるごと青森
盛田庄兵衛の歴史|創業は1777年
盛田庄兵衛の創業は1777年(安永6年)。呉服やランプなどを扱う近江商人だった盛田平次兵衛が七戸に渡り、開業したのが始まりです。
盛田庄兵衛では代々「庄兵衛」を襲名してきましたが、11代目となる現社長は初代「平治兵衛」を襲名しています。
七戸は、古くから馬産地として知られる地域です。古代から平安時代の和歌で謳われたり、源平時代の宇治川の戦いで先陣をきったとされる「池月」を産したりなど、名馬の里の里として知られています。また、昭和の時代にはダービー馬を輩出していることから、近代においても優れた馬の産地であることがわかるでしょう。
代表銘柄である「駒泉」は、馬産地と知られる駒の里、その里に湧く清らかな水(泉)、が由来となり名付けられたそうです。清らかな水とは酒造りに欠かせない仕込み水のこと。盛田庄兵衛では東八甲田山系の雪解け水「高瀬川伏流水」が使用されています。
盛田庄兵衛のこだわり|基本に徹すること
盛田庄兵衛のモットーは「基本に徹する酒造り」です。
おおよそ250年、同じ土地で地酒を造り続けてきた盛田庄兵衛では、南部杜氏の伝統的な手法を受け継いできました。南部杜氏の伝統的な手法を遵守し、「基本に徹する」を永年不変のモットーとしているのが、盛田庄兵衛の酒造りのこだわりです。
また、青森県の水と光で育った米を使用することにもこだわっています。盛田庄兵衛では、原料米のすべてに青森県産を使用。南部地方の地米「まっしぐら」をはじめ、青森県産酒造好適米「華想い」「華吹雪」「華さやか」「吟烏帽子」などが使われています。
盛田庄兵衛 アクセスや見学などの情報
盛田庄兵衛は、予約することで蔵見学が可能です。ただ、条件などがあり一般では見学できない可能性があります。蔵見学を希望するなら、直接問い合わせてみることをおすすめします。
- 住所:青森県上北郡七戸町七戸230
- 電話:0176-62-2010
- 公式HP:https://www.morishou.co.jp/
【アクセスマップ】
【外観】
【動画】
盛田庄兵衛のプロモーション動画があったので貼っていきます。
盛田庄兵衛のおすすめ銘柄は「作田」
特定名称 | 特別純米酒 |
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原料米 | 青森県産酒造好適米 |
精米歩合 | 60% |
アルコール度 | 15〜16度 |
日本酒度 | +3 |
酸度 | 1.4 |
それぞれの酒造メーカーのこだわりが込められている特別純米酒。南部杜氏の伝統的な手法を代々受け継いできた盛田庄兵衛。「基本に徹する」というこだわりが込められた一本を、ぜひ試してみてください。
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