※当サイトはお酒関連の内容です。20歳未満の方は退出ください
※当サイトの記事には、広告やプロモーションなどが含まれています

両関酒造:代表銘柄「両関」|伝統を守りつつ新しい価値を創造する蔵

両関酒造:代表銘柄「両関」|伝統を守りつつ新しい価値を創造する蔵 秋田

代表銘柄「両関(りょうぜき)」を醸す、両関酒造株式会社は、秋田県湯沢市前森に蔵を構える蔵元です。社長は伊藤康朗氏、杜氏は山内めぐみ氏が務めています。

このページでは、両関酒造株式会社の歴史や口コミ・レビューなどの評判、おすすめ銘柄などを紹介します。

日本酒の銘柄選びの悩みを解決!

日本酒が好きになってくると銘柄選びも楽しみの一つになりますが、地元や近所で買える銘柄は選び尽くした…、という人も多いでしょう。また、自分好みかわからず、銘柄選びに悩んでいる日本酒初心者も多いのでは?

日本酒の銘柄選びは、日本酒に馴染みがある人も、これから楽しみたい人にとっても共通の悩みといえます。そこでおすすめなのが、希少性の高い厳選銘柄を定期的に届けてくれる「日本酒サブスク」です。

以下の記事では、日本酒サブスクを比較し、ニーズ別でおすすめのサービスを紹介しています。あなたの悩みを解決できる可能性があるので、ぜひ記事を確認してみてください。

日本酒サブスク徹底比較!失敗しない自分に合ったサブスクがわかる!
失敗しない自分に合った日本酒サブスク選びの参考として、日本酒サブスクを比較表を用いてわかりやすく比較します。またサブスク選びに失敗しないためのポイント、ニーズ別のおすすめサービスも、ひと目でわかりやすく紹介するので、参考にしてみてください。

両関酒造の歴史|両関の名の由来

両関酒造の歴史|両関の名の由来

両関酒造の創業は1874年(明治7年)。7代目伊藤仁右衛門が湯沢の地で造り酒屋を創業したのが始まりです。

創業者の7代目伊藤仁右衛門の祖先は、戦国時代に加賀の国(現在の石川県)から湯沢に移り住み、油屋や味噌醸造を営んでいました。その後、明治時代に入り、酒造りが正式な家業となります。

「両関」という銘柄名は、「東の名刀・正宗、西の名刀・宗近、東西の大関を兼ねる」という願いを込めて名付けられたとされています。

両関酒造は、雪国の寒冷な気候を活かした独自の「低温長期醸造法」を開発。これは、もろみの温度を低く抑えてゆっくりと発酵させる方法で、きめ細かく上品な酒を生み出す技術です。この技術は全国清酒品評会で県内の酒蔵として初めて優等賞を受賞するなど、高く評価され、他の寒冷地の酒造りにも影響を与えました。

 

女性杜氏の登用や新銘柄の開発など時代のニーズに合わせた新しい価値を創造

両関酒造は伝統を守りながらも、女性杜氏の登用や新銘柄の開発といった、新しい価値を創造するための挑戦を続けています。

両関酒造は量産型の二級酒(当時の日本酒等級)を中心に製造し、最大で五万石を生産する規模にまで成長。しかし、1980年代頃から消費者の嗜好が多様化し、地酒や特定名称酒への関心が高まると、量産中心の経営では次第に厳しい状況に追い込まれていきました。

存続の危機を感じた両関酒造は、量より質にこだわるトレンドを意識した酒造りへと舵を切ります。その象徴が、銘酒「十四代」で知られる高木酒造の高木辰五郎氏の技術指導を受けて誕生したブランド「花邑(はなむら)」です。この新しい挑戦は、両関酒造の酒造りに大きな変化をもたらし、「花邑」は入手困難な人気銘柄へと成長しました。

さらに、両関酒造は「花邑」の成功を足がかりに、「翠玉(すいぎょく)」や「雪月花(せつげっか)」といった新たな銘柄を次々と生み出し、伝統を守りながらも時代のニーズに合わせた酒造りを続けています。

2020年から、女性である山内めぐみ氏が杜氏に就任。もともとは神奈川県警で警察官として勤務していた山内氏は、結婚・出産を経てから両関酒造に入社し、醸造部門で働き始めました。酒造りの経験がないところからスタートしましたが、その仕事の早さや的確さが評価され、製造責任者に抜擢されます。

女性杜氏 山内氏が製造責任者となってからは、「花邑」や「翠玉」といった人気銘柄の安定した品質維持に貢献。多くの日本酒ファンから注目を集めています。伝統的に男性が担うことが多かった杜氏という役割に女性が就任し、高い評価を得ていることは、日本酒業界における革新・多様性の象徴ともいえるのではないでしょうか。

現在、両関酒造の本館と4つの内蔵は、秋田県で初めて国の登録有形文化財に指定され、その歴史的な建物の中で、伝統と革新を融合させた酒造りが続けられています。

 

両関酒造の酒蔵情報

  • 住所:秋田県湯沢市前森4丁目3-18
  • 電話:0183-73-3143
  • 蔵見学:可(要予約)
  • 直売所:有
  • 公式HP:https://www.ryozeki.co.jp/(公式オンラインショップ有)

蔵見学は可能(要予約)ですが、現在は休止期間(工事のため)となっています。また、醸造期間も見学できません。詳しくは公式HP「売店・蔵見学について」をご確認ください。

 

両関酒造の口コミ・レビューなどの評判

X(旧Twitter)に寄せられている、両関酒造の口コミ・評価・レビューなどの評判を紹介します。どんな人が飲んでいて、どんな料理に合わせられているのかなど、参考にしてみてください。

花邑や翠玉といった、新ブランドの口コミが目立ちました。両関酒造の取り組みが、日本酒ファンのニーズに応えていることがわかります。

 

両関酒造のおすすめ銘柄3選

両国酒造のおすすめ銘柄は以下の3選です。

  • 花邑 純米吟醸 雄町
  • 翠玉 純米吟醸
  • 純米大吟醸 雪月花

 

花邑 純米吟醸 雄町


※出典:Amazon

特定名称 純米吟醸酒
原料米 雄町
酵母
精米歩合 50%
アルコール度 16度
日本酒度
酸度
アミノ酸度

花邑 純米吟醸 雄町は、「十四代」の高木酒造から紹介された酒米「雄町」を50%まで丁寧に磨かれ醸された特約店限定酒。高木酒造の高木辰五郎氏の技術指導を受けて誕生した、時代のニーズに応えた一本をぜひ楽しんでみてください。

新花邑 純米吟醸 雄町
ノーブランド品
当店では、0度で冷蔵保管しております。 通常便での発送になります。お手元に届きましたら冷暗所で保管ください。クール便で発送をご希望の場合、【ギフトの設定】より【クール便チケット】をお選びください。

 

翠玉 純米吟醸

※出典:Amazon

特定名称 純米吟醸酒
原料米 秋田県産米
酵母
精米歩合 50%
アルコール度 15度
日本酒度 −6.8
酸度 1.3
アミノ酸度

翠玉 純米吟醸は、花邑と同様に公式オンラインショップでも購入できない特約店限定酒。翠玉とはエメラルドのこと。繊細な香りと、しっとりとした旨みを秘めた一本を、ぜひ試してみてください。

 

純米大吟醸 雪月花

特定名称 純米大吟醸酒
原料米 秋田酒こまち
酵母
精米歩合 40%
アルコール度 15度
日本酒度
酸度
アミノ酸度
公式オンラインショップ https://www.ryozeki.co.jp/shohin.html

純米大吟醸 雪月花は、両関酒造を代表する純米大吟醸酒。自然の景物のように美しく華やかな香りと、コクのある味わいが楽しめる一本です。