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原酒とは?加水(割水)しない日本酒?原酒がおすすめな人も解説!

原酒とは?加水(割水)しない日本酒?原酒がおすすめな人も解説! 日本酒

日本酒における原酒とは、どのようなお酒なのでしょうか。

この記事では、日本酒の原酒とは何なのかを解説し、原酒の特徴・メリットや注意点・どんな人におすすめなお酒か・飲み方・合う料理・おすすめの原酒情報などを紹介します。

原酒って何? 原酒の概要・特徴・メリットや注意点

原酒とは 水を加えずに造られた日本酒

日本酒は、製造工程の違いにより「原酒」と呼ばれている種類のお酒があります。

ここでは、原酒の概要・特徴によるメリットや注意点を解説します。

原酒とは 水を加えずに造られた日本酒

日本酒の原酒とは、加水調整(割水)せずに造られたお酒のことです。

日本酒は、一般的に製造過程で加水調整されます。加水の目的は、アルコール度数の調整・香味のバランス調整・瓶詰めの安定化などが主なものです。

では、加水調整しない原酒にはどのような特徴があるのでしょうか。

原酒の特徴によるメリットや注意点

原酒の特徴として以下4点が挙げられます。

  • 濃厚な味わいと複雑な香り
  • 熟成による味わいの変化が顕著
  • アルコール度数が高め
  • 希少価値が高い

1点目は、日本酒本来の濃厚な味わいと複雑な香りが残されていることです。米の味わいをストレートに感じられるのはメリットといえます。蔵によって異なる米それぞれの味わいを楽しんでみるのもいいかもしれません。

2点目は、熟成による味わいの変化が著しいことです。熟成により、熟成香が強くなったり、味わいがまろやかになったりなど、さまざまな変化を楽しめるメリットがあります。ただ、原酒は温度変化や光に弱いため、保存・管理には注意が必要です。

3点は、アルコール度数が高めなことです。日本酒のアルコール度数は15%前後が一般的ですが、加水調整されない原酒は17〜20%前後となっています。アルコール度数が高いお酒を好む人にはメリットですが、飲み慣れていない人にとってはアルコール度数が高いと感じる可能性があります。

4点目は、希少価値が高いことです。ほとんどの日本酒は加水調整されたうえで出荷されるため、原酒の生産量は多くありません。希少性が高いというメリットはありますが、価格も高くなるというデメリットもあります。

原酒がおすすめな人は?飲み方と合う料理は?

原酒がおすすめな人は?飲み方と合う料理は?

前章の原酒のメリットをまとめると、日本酒の原酒がおすすめなのは以下のような人です。

  • 日本酒本来の味わいや香りを楽しみたい人
  • 濃厚な味わいや複雑な香りを楽しみたい人
  • 熟成による味わいの変化を楽しみたい人
  • 希少価値のある日本酒を楽しみたい人

上記に当てはまるなら、ぜひ原酒を試してみてください。

ここでは原酒を最大限に楽しむために、原酒に合う飲み方や料理はどのようなものなのかを紹介しましょう。

原酒のおすすめな飲み方

原酒にはさまざまな楽しみ方があります。おすすめの飲み方は以下などです。

①冷やして飲む
②オンザロック
③燗で飲む
④炭酸で割って飲む
⑤カクテルのベースとして
⑥少しずつ味わうのもおすすめ
⑦料理と合わせる

①冷やして飲む
原酒は、冷やすことによって味わいが引き締まります。冷蔵庫で冷やしたり氷を入れてロックで楽しんだりするのがおすすめです。

②オンザロック
ロックで飲むなら大きめの氷を使うのがおすすめ。時間の経過により氷が溶けて、原酒の特徴であるパワフルさが徐々にやわらかくなります。 アルコール度数も落ち着き、原酒らしい味わいはそのままで飲みやすい原酒になります。

③燗で飲む
原酒は冷やすだけでなく、燗で飲むのもおすすめです。ぬる燗にすると原酒の旨味が引き立ち、まろやかな味わいが楽しめます。

④炭酸で割って飲む
原酒を炭酸で割ると爽快な口当たりになります。炭酸で割った原酒にレモンやライムを添えると、より爽快感が楽しめるでしょう。

⑤カクテルのベースとして
原酒はカクテルのベースとしても選ばれています。ソーダや果汁など好みのものを加えて、自分だけのカクテルをつくるのも良いでしょう。

⑥少しずつ味わうのもおすすめ
前述したように原酒はアルコール度数が高い日本酒です。一口含み、口の中でゆっくりと転がして、香味を楽しみながら飲むのも良いでしょう。

⑦料理と合わせる
料理と合わせて飲むのもおすすめです。原酒はさまざまな料理と合わせることで、より楽しむことができます。

原酒に合わせたい料理

原酒に合わせたい料理

お酒と料理、合う合わないは人それぞれの好みで異なりますが、次では原酒に合う料理を選ぶポイントや具体的な料理を紹介するので参考にしてみてください。

原酒に合う料理のポイント

原酒に合う料理は、「味の濃い料理」「脂っこい料理」「酸味のあう料理」を選ぶのがポイントです。

原酒はアルコール度数が高く、濃厚な味わいと複雑な香りが特徴。味の濃い料理と合わせることで原酒の味わいを引き立てることができます。

原酒は脂っこい料理の脂を中和する効果が期待できます。脂っこい料理の口当たりを良くするなど、食事をよりおいしく楽しむことができるようになるでしょう。

原酒は酸味のある料理と合わせると、互いの味わいを引き立て合います。柑橘類が入った料理や酢の物など、さまざまな酸味のある料理と合わせられます。

原酒に合う具体的な料理

前章で紹介したように、原酒はさまざまな料理との相性が良いお酒です。具体的な料理を紹介するので、参考にしてみてください。

【魚料理】
魚料理でおすすめなのは、「刺身・寿司・焼き魚・煮魚」などです。原酒はどんな魚料理にも合うお酒ですが、とくに脂のりの良い魚に合わせてみるのがおすすめ。

【肉料理】
肉料理でおすすめなのは、「焼き鳥・ステーキ・ローストビーフ」などです。原酒は脂っこく味が濃い料理に合わせることで味わいが引き立つので、焼き肉や唐揚げのようなビールやご飯に合う肉料理にも試してみてください。

【チーズ】
チーズ類もおいしくいただけます。例えば「ブルーチーズ・ゴーダチーズ・ブリーチーズ」など。もともとチーズは日本酒との相性が良い食べ物として認識されています。酸味のあるものなど、さまざまな種類のチーズで試してみましょう。

【つまみ】
酸っぱかったり塩辛かったりすものなど、さまざまなつまみに合わせることができます。「漬物・塩昆布・枝豆」などの定番つまみとの相性も抜群です。

 

いくつかの具体的な料理を紹介しましたが、お酒と合わせる料理の好みは人それぞれ。いろいろ試して、自分にあった楽しみ方を見つけてみるのがおすすめです。

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  • 飛露喜 特別純米 無濾過生原酒
  • ニセコ純米原酒

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原酒とは加水調整(割水)しないお酒で、日本酒本来の香りや味わいが楽しめる日本酒です。さまざまな料理に合うお酒なので、自分好みの飲み方を探しながら楽しんでみてください。

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