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佐浦:代表銘柄「浦霞」:吟醸造りの名人の技と精神を受け継ぐ酒造り

佐浦:代表銘柄「浦霞」:吟醸造りの名人の技と精神を受け継ぐ酒造り 宮城

代表銘柄「浦霞(うらかすみ)」を醸す、株式会社 佐浦(さうら)は、宮城県塩竈市に蔵を構える蔵元です。

このページでは、株式会社佐浦の歴史やおすすめ銘柄などを紹介します。

佐浦について

株式会社佐浦について

株式会社佐浦は、仙台市と特別名勝松島の中間に位置する宮城県塩竈市に本社がある、日本酒を造る会社です。

酒蔵は、塩竈市「本社蔵」と東松島市「矢本蔵」の2拠点。社長は佐浦弘一氏、本社蔵杜氏を山田徹氏、本社蔵統括杜氏を小野寺邦夫氏、矢本蔵杜氏を髙橋敬治氏が務めています。

佐浦の歴史|創業300年の老舗蔵元

佐浦の創業は1724年(享保9年)、塩竈神社の300年もの歴史がある老舗の蔵元。1800年代半ばには仙台藩から命を受け、鹽竈神社の御神酒酒屋となるなど由緒ある造り酒屋です。

1994年(平成6年)には、高品質な地酒をより安定醸造する環境をづくりのため、東松島市に「矢本蔵」を新設。

代表銘柄「浦霞」の由来は和歌

「浦霞」という銘柄は、鎌倉幕府の3代将軍である源実朝によって詠まれた和歌に由来

和歌「塩釜の浦の松風霞むなり 八十島かけて春やたつらん」は、塩釜の春の訪れを描写しており、その情景はまるで霞がかかったような美しい風景を想像させるものです。

春のやわらかな気配と共に広がる塩釜の浦の情景は、自然の四季折々の美しさを感じさせるものであり、「浦霞」という名はその詩情を見事に捉えています。

塩竈の文化や自然に対する深い敬意を感じられる「浦霞」、酒造りにおいてもその理念が反映されているのではないでしょうか。

吟醸造りの名人「南部杜氏 平野佐五郎」の精神を受け継ぐ蔵

1949年(昭和24年)、後に吟醸造りの名人と称された南部杜氏、平野佐五郎が就きました。吟醸造りの基本となる「麹造り」に尽力した人物です。

平野佐五郎が蔵に来て最初に行ったのは「徹底的な清掃」。徹底的な清掃は衛生管理の一環にとどまらず、真摯な酒造りへの姿勢を示し、蔵人たちの士気を高め、気持ちを引き締めるなど、蔵における酒造りの基礎を築く目的も果たしたのです。

また、平野佐五郎が蔵に浸透させたのは「探究心」の精神。毎年同じことを繰り返すのではなく、新しい技術や手法で良いものは取り入れて時代の変化に対応しつつ、守るべきは守ることで品質の向上を目指す。試行錯誤を恐れず、常により良いものを追求する姿勢を蔵人たちに伝えたのです。

こうした平野佐五郎の精神が佐浦の酒造りの基礎となり、現在まで受け継がれています。

佐浦の所在地

株式会社佐浦は、塩竈市「本社蔵」と東松島市「矢本蔵」の2つの蔵があります。

本社蔵


2025年1月現在、蔵見学は休止中です。再開情報などは公式HPで確認してください。

矢本蔵


  • 住所:宮城県東松島市大塩字緑ヶ丘4-5-7
  • 蔵見学:不可
  • 直売所:無

佐浦のおすすめ銘柄は「純米吟醸 浦霞禅」


佐浦のおすすめ銘柄は「純米吟醸 浦霞禅(うらかすみぜん)」です。

特定名称 純米吟醸酒
原料米 山田錦・トヨニシキ
精米歩合 50%
アルコール度 15〜16度
日本酒度 +2〜+3
酸度 1.4
おすすめ温度帯 冷酒〜ぬる燗

吟醸造りの名人「南部杜氏 平野佐五郎」の酒造りの精神が受け継がれた純米大吟醸酒。1973年の発売から長く愛され続けている浦霞を代表する一本です。

創業300年の老舗造り酒屋「佐浦」が醸す、「純米吟醸 浦霞禅」。ぜひ試してみてください。

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