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吾妻嶺酒造店:代表銘柄「吾妻嶺」|岩手県最古の南部杜氏発祥の蔵

吾妻嶺酒造店:代表銘柄「吾妻嶺」|岩手県最古の南部杜氏発祥の蔵 岩手

代表銘柄「吾妻嶺(あづまみね)」を醸す「合名会社 吾妻嶺酒造店(あづまみねしゅぞうてん)」は、岩手県紫波町にある岩手県最古の酒蔵にして、南部杜氏発祥の酒蔵です。

このページでは、合名会社 吾妻嶺酒造店の歴史やおすすめ銘柄などを紹介します。

吾妻嶺酒造店の歴史

合名会社 吾妻嶺酒造店は、岩手県紫波郡紫波町にある酒蔵です。社長は佐藤元氏、杜氏は小田中公氏が務めています。

参考:吾妻嶺酒造店公式HP

歴史

吾妻嶺酒造店は、実に350年もの歴史がある岩手県最古の酒蔵です。

吾妻嶺酒造店は、江戸時代中期の1781年(天明元年)に「志和酒造店」として創業しました。ただ、志和酒造店の起源となる「権兵衛酒屋」は、1670年代に創業したとされています。権兵衛酒屋の創業から数えると、約350年に渡り紫波の地で酒造りを続けていることになります。

【追記】
公式では、創業1684年(貞享元年)となっていまます。失礼いたしました。

岩手県最古の南部杜氏発祥の蔵

「権兵衛酒屋」を創業したのは、近江商人の村井権兵衛です。村井権兵衛は、1670年代に志和村(現在の紫波町)に蔵を構え、南部藩で初めて上方流の「澄み酒」を製造しました。この蔵が、後に日本最大の杜氏集団となる南部杜氏が誕生するきっかけとなっています。

「吾妻嶺」の名の由来

創業以来の看板銘柄「吾妻嶺」は、蔵の裏手にある「東根山(あずまねさん)」が由来しています。

創業以来の看板銘柄「吾妻嶺」は、蔵の裏手にある町内最高峰の御山「東根山が永遠であるように当蔵も末長く皆様にご愛飲頂きたいと言う願いから命名されました。
出典:吾妻嶺酒造店公式HP

江戸時代から盛岡八幡宮へ酒を奉納

吾妻嶺酒造店は、江戸時代から盛岡八幡宮や志和稲荷神社をはじめ、岩手県内9社の神社・八幡宮へ御神酒を奉納しています。

長年にわたって地元の文化や伝統に貢献してきた証でもあり、品質の高さや信頼性があることがわかるでしょう。

吾妻嶺酒造店のこだわり

吾妻嶺酒造店のこだわり「純米酒」だけを醸す

吾妻嶺酒造店は、兄が蔵元、弟が杜氏を務める兄弟蔵。そんな吾妻嶺酒造店は、「純米酒のみに特化した酒造り」「酒質に徹底的」にこだわっています

純米酒とは、醸造用アルコールを添加しない、米、米麹、水だけで造る日本酒です。吾妻嶺酒造店では、主に地元の酒米農家との契約栽培により厳選した酒米を使用し、「純米酒」「純米吟醸酒」「純米大吟醸酒」のみを造ることにこだわっています。米の旨みを最大限に引き出すため、あえて吟醸香(フルーティーな香り)を抑えた玄人好みの造りが特徴。岩手の米の風味が強調された酒は、岩手の食材との相性がより一層引き立つでしょう。

また、吾妻嶺酒造では酒質に徹底的にこだわるため、年間の製造本数を3万本に限定しています。仕込み工程はもちろん、瓶詰めからラベル貼りまで、心を込めた完全手づくりの酒造りが行われているのです。年間3万本限定なので、希少性の高い日本酒といえるでしょう。

参考:吾妻嶺酒造店公式HP

吾妻嶺酒造店の所在地

  • 住所:岩手県紫波郡紫波町土館字内川5
  • 蔵見学:不可
  • 直売所:無
  • 公式HP:https://azumamine.com/

アクセスは、紫波ICから車で1分、紫波中央駅からタクシーで15分。

蔵見学は衛生環境の管理上の理由で受け付けてません。蔵の直売所もありませんので、全国の取扱店などでお買い求めください。

吾妻嶺酒造店のおすすめ銘柄は「あづまみね 純米 ぎんおとめ」

おすすめ銘柄は「あづまみね 純米 ぎんおとめ」です。

特定名称 純米酒
原料米 ぎんおとめ
精米歩合 55%
アルコール度 15度
おすすめ温度帯 冷酒〜ぬる燗

岩手県の酒造好適米と純米酒にこだわった吾妻嶺酒造店が造る、玄人好みの一本。岩手県最古、南部杜氏発祥の蔵が醸す、こだわりの純米酒をぜひ試してみてください。

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