※当サイトはお酒関連の内容です。20歳未満の方は退出ください
※当サイトの記事には、広告やプロモーションなどが含まれています

日本清酒株式会社:代表銘柄「千歳鶴」|歴史ある札幌唯一の地酒蔵元

日本清酒株式会社|歴史ある札幌の蔵元 北海道の蔵元

札幌唯一の地酒「千歳鶴」で有名な「日本清酒(にほんせいしゅ)株式会社」は、どのような蔵元なのでしょうか。

このページでは、日本清酒株式会社の歴史や特徴、おすすめ銘柄、見学情報などを紹介するので、あなたに合った日本酒選びの参考にしてみてください。

日本清酒株式会社の歴史|北海道を代表する老舗酒蔵

日本清酒株式会社は、創業者である柴田幸吉氏が1872年(明治5年)に北海道札幌市に立ち上げた老舗の酒蔵です。

1872年:柴田幸吉氏が札幌で酒造りを開始
1924年:札幌酒造合名會社に組織変更
1928年:日本清酒株式会社に改称
1933年:全国新酒鑑評会で金賞を初受賞
1943年:戦時統制により、札幌酒造株式会社と合併
1954年:戦後復興により、日本清酒株式会社として再発足
1972年:創業100周年
2022年:創業150周年

1872年、柴田幸吉氏は札幌で初めて酒造りを開始しました。当時の北海道は開拓の真っ只中で、人々は酒を渇望していました。そのニーズに応えるため、柴田幸吉氏は酒造りを始めたとされています。

創業後、日本清酒株式会社は着実に成長し、北海道を代表する酒蔵となりました。1928年には、札幌酒造株式会社を中核として、札幌・小樽・旭川の清酒蔵元8社が企業合同して、日本清酒株式会社が設立されました。

1974年には、北海道余市のぶどうを余市で仕込んだ「余市ワイン」の製造を開始。今では多くのワイナリーがある余市ですが、同町で初めてワイン造りを手掛けたのも日本清酒株式会社です。

2022年には創業150周年を迎えた日本清酒株式会社、今後も札幌から全国で愛される地酒を送り出してくれるでしょう。

日本清酒株式会社の特徴|酒米には北海道産を使用

日本清酒株式会社の特徴|酒米には北海道産を使用

日本清酒株式会社の代表銘柄「千歳鶴」は、新十津川町「ピンネ酒米生産組合」の契約農家が生産する北海道産の酒造好適米「吟風(ぎんぷう)」や「きたしずく」を中心に使用しています。

「吟風」は酒造りに適した品種でフルーティーな香りとキレのある味わい、「きたしずく」は雑味が少なくやわらかで、すっきりとした味わいを楽しめるのが特徴です。

吟風は、北海道の冷涼な気候と、豊富な日照量によって育ちます。これらの環境条件によって、吟風は、しっかりとした旨みと、キレのある酸味を備えるようになるのです。

千歳鶴の水には、札幌市の伏流水が使用されています。伏流水とは、地下深くから湧き出る水で、ミネラルが豊富に含まれている水です。

伏流水は、日本酒の味わいをまろやかにするといわれています。千歳鶴の日本酒は、吟風の特徴であるフルーティーな香りとキレのある味わいに、伏流水のまろやかさが加わることで、バランスの良い味わいに仕上がっているのです。

日本清酒株式会社「千歳鶴」おすすめ代表銘柄

札幌唯一の地酒「千歳鶴」には、多くの銘柄があります。ここでは、代表的なおすすめ銘柄を紹介するので、日本酒選びの参考にしてみてください。

  • 千歳鶴 純米大吟醸
  • 北海道限定酒 特別純米 千歳鶴

千歳鶴 純米大吟醸


千歳鶴 純米大吟醸は、酒米「きたしずく」を40%まで磨き上げ、米と米麹だけ仕込まれた日本酒です。

    • 原料米:きたしずく
    • 精米歩合:40%
    • 日本酒度:-2
    • アルコール度数:15〜16
    • 酸度:1.3

※数値引用:日本清酒株式会社公式HP

日本酒度は-2と、やや甘口のお酒です。そのため、味が濃いめの料理に合わせやすい日本酒といえるでしょう。

公式HPでは、「黄色いリンゴを思わせるふくよかな吟醸香が特徴。甘味とコク、まろやかな酸味は洋食とのマリアージュが期待できる」と紹介されています。

米がもつ本来の香りや旨みが楽しめる千歳鶴 純米大吟醸、ぜひ試してしてください。

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

北海道限定酒 特別純米 千歳鶴


北海道限定酒 特別純米 千歳鶴は、北海道産の酒米「吟風」と雪国札幌の豊かな水で醸した、やさしい香りと米の旨味が楽しめる日本酒です。

    • 原料米:吟風
    • 精米歩合:60%
    • 日本酒度:+4
    • アルコール度数:15〜16
    • 酸度:1.5

※数値引用:日本清酒株式会社公式HP

日本酒度+4、酸度1.5と淡麗辛口のお酒です。天ぷらなどの油を使用した料理や、塩気のある和食、素材の味を活かした食べ物に合わせやすい日本酒といえるでしょう。

北海道限定の特別純米、吟風の特徴である芳醇な香りとコクのある味わいを、ぜひ楽しんでみてください。

Amazonで詳細を見る

楽天で詳細を見る

日本清酒株式会社の見学情報

日本清酒株式会社では、千歳鶴醸造所の工場見学を受け付けています

日本清酒株式会社では、2023年、64年ぶりに新しい蔵が竣工され、この新醸造棟の見学が可能です。

見学には事前予約が必要で、1日1組限定での団体様(8名以上20名程度まで)のみ受け付けています。

詳しくは、日本清酒株式会社公式HP「千歳鶴工場見学について」でご確認ください。

 

また日本清酒株式会社では、札幌市内に直営の割烹居酒屋「千歳鶴」や直営売店「千歳鶴 酒ミュージアム」などの施設も展開しています。

千歳鶴 酒ミュージアムでは、同施設でしか入手できない蔵元限定酒や、その場で瓶詰めしてくれる生酒が購入可能です。大吟醸酒を使った酒粕ソフトクリームなどの人気商品も楽しめるので、ぜひ足を運んでみてください。

コメント