日本酒「北の勝大海」レビュー｜北海道根室の蔵元碓氷勝三郎商店

北海道根室市、日本最東端の蔵元「碓氷勝三郎商店（うすいかつさぶろうしょうてん）」で醸された「北の勝大海」のレビューを載せておきます。

飲んでみた感想・レビューのほか、酒瓶やラベル画像、銘柄情報なども紹介するので、ぜひ日本酒を楽しむための参考にしてみてください。

なお、碓氷勝三郎商店の歴史やおすすめ銘柄などは、以下の記事で紹介しているので、合わせて確認してみてください。

代表銘柄「北の勝（きたのかつ）」を醸す、碓氷勝三郎（うすいかつさぶろう）商店はどのような蔵元なのでしょうか。このページでは、碓氷勝三郎商店の歴史や特徴・こだわり、おすすめ銘柄、見学情報などを紹介します。

北の勝大海の酒瓶とラベル
北の勝大海のレビュー
北の勝大海を飲んでみた感想・レビューのまとめ
北の勝大海の銘柄情報

北の勝大海の酒瓶とラベル

碓氷勝三郎商店「北の勝大海」、読み方は「きたのかつたいかい」。大海は特定名称酒ではなく、普通酒に分類される日本酒です。地元根室で愛され続けている銘柄で、根室市内では大海を炭酸水で割った「北の勝大海ハイボール」が提供されているくらい、定番の一本となっています。

北の勝大海の酒瓶の画像です。酒瓶の色は茶色、日本酒らしさが感じられるデザインとなっています。

北の勝大海のラベルの写真です。ラベルのデザイン・文字は、漁船に掲げられる大漁旗のような力強さや華やかさを感じさせてくれます。漁師町「根室」で生まれ育まれた蔵元らしいデザインではないでしょうか。

北の勝大海のレビュー

北の勝大海をグラスに注いだ画像です。

こちらの画像は、グラスに注いで上から撮影したものです。

今まで普通酒は冷や（常温）か燗で飲むのがほとんどでしたが、今回は冷酒で飲んでみました。冷酒から常温への温度変化による味わいなどを楽しんでいきたいと思います。合わせるのは、「ブリとタイのしゃぶしゃぶ」です。

香りはほんのりで控えめ、普通酒にありがちなアルコールっぽいニオイもほとんど感じられません。日本酒が苦手になるきっかけの一つである、日本酒独特のニオイが少ないので、飲みやすい普通酒ではないでしょうか。

個性を主張しすぎていない味わいで、抵抗なくスッと入ってくるような飲み口です。普通酒にしては後味にしつこさはなくスッキリしています。ブリとタイのしゃぶしゃぶに合わせてみましたが相性は抜群。漁師町の酒ということで海鮮系に合うと紹介されていますが、その癖のない味わいは、薄口・濃口にかかわらずどんな料理にも合わせられるという印象を受けました。

おすすめ温度帯はお好みでOKだと思います。、それぞれの温度帯と料理との相性も楽しめるのでおすすめです。燗から徐々に常温へとなっていく飲み方も良いでしょう。ただ、今回は温かい料理だったので、ぬる燗のほうが、より楽しめたかもしれません…。

今まで多くの普通酒を飲んできましたが、大海は中でもワンランク上の普通酒という印象です。クセが少なく飲みやすい日本酒なので、根室市で楽しまれている「北の勝大海ハイボール」にすれば、より相性の良い料理の幅を広げられるでしょう。