山口県岩国市の蔵元、株式会社 獺祭(旧旭酒造株式会社)で醸された「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」のレビューを載せておきます。
飲んでみた感想・レビューのほか、化粧箱や酒瓶、ラベル画像、銘柄情報なども紹介するので、銘柄選びや贈り物選びの参考にしていただければ幸いです。
なお、同社が造る女性におすすめの「獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリング」をレビューした記事もあるので、合わせて確認してみてください。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分(720ml)の化粧箱・酒瓶・ラベル
今回飲んだ「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」は木箱入りの四合瓶(720ml)です。ここでは、化粧箱・酒瓶・ラベルを、画像入りで紹介していきましょう。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の化粧箱
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の化粧箱(木箱)の画像です。
獺祭には、この他に「感謝」バージョンの木箱も用意され、株式会社獺祭(旧旭酒造株式会社)の公式オンラインショップでは、「箱無し」「紙箱入り」「木箱入り」「感謝木箱入り」の4パターンから選んで購入できます。木の化粧箱はバージョンにかかわらず、税込880円(720ml)で追加可能です。
今回、誕生日と父の日を兼ねて、娘がプレゼントしてくれました。デパートのリカーショップで購入したそうですが、化粧箱の要不要、およびバージョンなどは聞かれなかったとのこと。そのためショップでは、木箱とセットで仕入れて、木箱ありきで販売しているのかもしれません。
上の画像のように、木の化粧箱はプラスチックと思われるケースに覆われています。下にスライドすることで化粧箱は取り出せます。
化粧箱の側面の画像です。獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の化粧箱は、酒瓶の入った箱の上に蓋をする組箱タイプ。上下の割合が2対8くらいの蓋が薄いタイプの組箱となっています。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の化粧箱の中身の画像です。四合瓶(720ml)の獺祭と「獺祭が生まれる米」という解説書が入ってました。
解説書はこんな感じです。裏面は英分となっています。酒米の帝王とされる山田錦しか使わない株式会社獺祭(旧旭酒造株式会社)。同社の山田錦との関わり合いなどが紹介された、読み応えのある解説書です。造り手のこだわりを知れば、獺祭をより楽しめるのではないでしょうか。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の酒瓶
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分 四合瓶(720ml)の全体画像です。キャップからネックを覆うように和紙のカバーがかけられ、先端が瓶の中央まで垂れるほどの長めの紐で固定されています。高級感・特別感を覚える、絶妙なバランスではないでしょうか。
和紙カバーを外すと金色のキャップに「獺祭」。金ピカという感じの金ではなく、あえてくすみを持たせた上品な色合いが感じられます。
キャップは王冠タイプです。栓を押さえている金具を回し開けると、栓を開封できます。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分のラベル
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分のラベルの画像です。ラベルは和紙のような趣のあるシール。「獺祭」と中心に大きく表記され、その間には「DASSI 23」の英表記、左側には製造者である旭酒造株式会社(2025年6月 株式会社獺祭に社名変更)の表記が見られます。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分のラベル側面です。清酒の必要記載事項が表記されています。製造年月と瓶詰めは2025年5月、私が飲んだのも2025年5月です。出荷されたその月に飲んだことになります。
私は日本酒を週に1本、月に4〜5本ペースで楽しんでいます。この5月は最終土曜日に獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分、その前の週には獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリングを楽しんでいました。私の誕生月だったことも重なり、5月は獺祭2銘柄を堪能した獺祭月間となりました。
獺祭 純米大吟醸45 にごりスパークリングのレビューは、以下で確認いただけます。

獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分(720ml)のレビュー
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分をグラスに注いだ画像です。色はほぼ透明でしょうか。グラスの中心くらいに線が入っているように見えるのは、グラスを冷やしていたためです。
こんな感じに冷凍庫で冷やしておいたグラスを使用。より香りを楽しむなら、ワイングラスなどの口径が広めの酒器がおすすめです。
今回、獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分に合わせたのは、「スモークカマンベールチーズ はやきた」。数々の名馬が誕生した競走馬の生産地として有名な安平町早来(あびらちょうはやきた)にある「夢民舎(むーみんしゃ)」が製造する、スモークカマンベールチーズです。夢民舎独自の技術により、世界初のカマンベールチーズの燻製化に成功した一品。燻製された独特の香ばしさが楽しめます。
二品目は、「レモ缶 ひろしま 牡蠣」。株式会社 獺祭(旧旭酒造株式会社)がある山口県の隣、広島県の特産品「牡蠣」を選びました。後に気づいたのですが、この缶詰の製造所が獺祭と同じ山口県岩国市だったのです。広島県産の牡蠣を隣県の山口県岩国で加工した食品。たまたまですが、同じ町で製造された酒と肴を合わせるという、幸運な形となりました。
以下から、獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の「香り・味わい」「料理との相性」「飲んでみて思ったこと」などの、感想・レビューを紹介します。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の香り・味わいの感想・レビュー
今回は冷酒で楽しみました。獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分、グラスに注ぐとまず感じるのは清澄感のある華やかな香り。口にグラスを近づけると、より華やかな香りを感じられます。人それぞれ異なりますが、私にとって飲む前から自分好みの酒だと本能的に感じられる香りです。
口に含むと雑味のないしっとり濃厚な味わい。華やかな香りが鼻から抜けていく感覚がたまりません。後味はすっきりキレていきますが、しっかりとした余韻を楽しめます。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の料理との相性の感想・レビュー
スモークカマンベールチーズとの相性は抜群。スモークの芳ばしい香りと獺祭の華やかな香りが口の中で広がります。その香りが鼻から抜ける感覚は何度でも味わいたいと感じさせるものでした。
レモ缶 ひろしま 牡蠣との相性も、もちろん良好です。レモンの酸味、牡蠣の濃厚な旨み、獺祭のしっとり濃厚な味わいが合わさり、より獺祭を引き立ててくれます。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は、味の濃い料理にも薄い料理にも合う日本酒と感じました。スモークカマンベールチーズとレモ缶 ひろしま 牡蠣以外にも、刺身と山菜系の天ぷら、トマトのサラダがあったので合わせてみましたが、相性は良かったです。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を飲んでみた思ったこと
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を飲んでみた思ったことは2点。
- 自宅で楽しむときは簡単なつまみでOK
- 女性や日本酒に馴染みのない人にもおすすめ!
- お酒を贈られる喜びを知れた
自宅で獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を楽しむときは、簡単なつまみで十分と感じました。良い酒を手に入れたときは、料理もいろいろと準備しがちです。もちろん、料理屋で獺祭を飲むときは、それに合わせて料理を楽しみますが、自宅では異なります。
お酒を引き立てる程度のちょっとしたつまみのほうが獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分に集中できると感じました。獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は、お酒メインでゆっくりと味わいながら楽しむのが良いと思います。ただ、これは私個人の考えです。人それぞれなので、自分に合った飲み方で楽しむのが一番です。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を飲んでみた香りや味わいから、女性や日本酒に馴染みのない人にも飲みやすい日本酒ではないでしょうか。このお酒は日本酒を苦手と感じる原因のひとつ「アルコールっぽい味や臭い」を感じません。雑味・アルコール感といった日本酒の負のイメージとされるクセのない、華やかな香りと濃厚な旨みのあるお酒です。
過去に日本酒を一度飲んで、いかにもアルコールっぽい臭いや味がして、それから日本酒を嫌いになっている人も多いでしょう。この日本酒はまったくの別物です。日本酒に苦手意識がある人でも、おそらくこのお酒は飲めると思いますし、美味しいと感じるのではないでしょうか。
今回飲んだ獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は、娘が私の誕生日と父の日を兼ねてプレゼントしてくれた一本です。大切な人から日本酒を贈られることが、こんなにも嬉しいことなんだと実感できた瞬間でした。もちろん、どんな日本酒でもプレゼントされれば嬉しいですが、獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は飲んでみたいと考えていた銘柄だったので、喜びもひとしおです。
贈られた私が言うのですから間違いありません。獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は贈られた人に喜びをもたらしてくれる日本酒です。みなさんも、誕生日や記念日などの特別な日に大切な人へ獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を贈ってみてはいかがでしょうか。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を飲んでみた感想・レビューのまとめ|贈り物にも最適な日本酒
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を飲んでみた感想・レビューをまとめると
- 清澄感のある華やかな香り
- しっとり濃厚な味わい
- 後味はすっきりキレていくが長い余韻も楽しめる
- 女性や日本酒に馴染みのない人にもおすすめ
- 贈り物として喜ばれる日本酒
国内外の日本酒好きから高い評価を受ける「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」。実際に飲んでみると、その評価の高さの理由がわかったような気がします。
特に感じるのは、飲みやすさの中にもしっかりとした旨みがあることです。日本酒に苦手意識がある人にでも飲みやすい日本酒はたくさんあります。ただ、獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は、飲みやすいだけでなく、「しっかり旨い酒」と感じられるのです。日本酒が苦手な人でも、「以前のんだ日本酒とは別の種類のお酒」と認識し、日本酒に興味を持つきっかけになるかもしれません。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は贈り物に最適な日本酒です。大切な人の特別な日の贈り物として、または大切な人と過ごす時間のお供として、最高の一本となるでしょう。
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分の銘柄情報
特定名称 | 純米大吟醸酒 |
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原料米 | 山田錦 |
酵母 | ー |
精米歩合 | 23% |
アルコール度 | 15度 |
日本酒度 | ー |
酸度 | ー |
アミノ酸度 | ー |
製造元公式HP | https://dassai.com/(公式オンラインショップ有) |
獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分は、自分で楽しむのはもちろん、贈り物としても喜ばれる一本です。大切な人の特別な日の贈り物として、または大切な人と過ごす時間のお供として、ぜひ獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分を選んでみてください。
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